by kozukuk
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東京より帰郷し、北信濃の山里で潜伏生活が始まり早4日。ブログも寄り道ばかりだったので、そろそろ仕事の話に…。
今日のお題はブドウの樹の剪定のおはなし。 剪定とは、昨年果実を実らせて弱った樹体を回復させ るために、余計な枝を切除する作業です。また夏場に 葉が生い茂っても、枝を少なくしておけば日陰が少なく なり、果実に十分に日光が当たるようなります。 ~で、ブドウの樹はイラストのように2本の大きく太い枝 (主枝/親枝)を中心に構成されます。そこから幾つ もの側枝(小枝)を成長させ、その先端の枝にブドウの 果実が実ります。ちなみにこれを一文字樹形と言い、 この樹形を崩さないように剪定します。 ではどんな枝を整理するかと言うと、専門的な部分は 省くとして基本は「負け枝」を作らない事。イラストの別窓 内のように主枝(親枝)より側枝(小枝)を太くしてしま うとエネルギーの流れが変化し、側枝はどんどん太 くなり、親枝は「負け枝」となって弱ってしまいます。 ですから側枝は親枝の2/3位の太さになったら必ず 切除しなければなりません。どんな木もどんな枝もこ れを応用して枝を整理します。 …それにしても、子(枝)が成長すれば親(枝)が弱っ ていくって植物も人間や動物も皆同じ。生き物の成長 のサイクルって共通してるんですね。
by kozukuk
| 2006-02-04 22:23
| ブドウの作業記録
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